【English Interveiw】「JAVA」を世界に送り出した女性Kim Poleseさんからの10の心温まるメッセージ Part 1〜世界で最も影響力のあるアメリカ人25人~Podcast Vol61 Interview with Ms Kim Polese who contributed to Java launch to the world!

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(Yay! English interview on Podcast 61! Hope you enjoy this episode on Podcast, my English speaking friends and listeners!)

Hi everyone! I’m so thrilled to introduce a woman who has contributed to Java launch to the world! The world and our lives have changed so much since then!

Ms Kim Polese who was chosen as “The 25 most influential American” for Time Magazine!  joined my Podcast Vol61 from Silicon Valley and answered 10 questions about Java launch story, how to make a team, how to scale business, how to communicate as a female entrepreneur, how to solve global issues and what education is critical for the next generation!

Podcast 61回目の今回のエピソードは、1995年にSun Microsystemsという会社により初めてリリースされたプログラミング言語、およびコンピューティング・プラットフォーム「JAVA」を世界に送り出し「世界でもっとも影響力のあるアメリカ人25人」に選出されたこともある女性Kim Poleseさんをシリコンバレーからゲストにお迎えして

🎧Podcast Vol61【Special guest】
「JAVA」を世界に送り出した女性Kim Poleseさんからの心温まる10のメッセージ Part 1

として、インタビューを数回のエピソードに分けてお送りしていきます。

本当に素敵な女性で、私もご紹介できることをワクワクしています!

Kimさんは前オバマ政権当時には連邦政府の起業家エコシステム構築の委員を務めていらっしゃいました。シリコンバレーでも人脈が広く、インタビューでも度々口にされる方々の名前に驚きます。

その規模感と使命感、温かさ、聡明さという世界観をリスナーの皆様にも感じてもらえたら嬉しいです。 

1995年、Kimさんがプロダクトマネージャーとして世界に送り出したJavaで、世界が一変しました。

インターネットのパワー世界に解き放った女性Kim Poleseさんご本人から、当時の空気感だけでなく、女性として起業の成功、そして円滑なコミュニケーションの秘訣も伺っています。 

貴重なインタビューに私もワクワクしました!

日本の朝とシリコンバレーの夕方を繋いでのインタビューでした。
Kimさんにとってとても忙しい一日だったようですが
とても温かく対応していただき、私も
リラックスしてお話を伺うことができました。 

 私にとって1995年はとても特別な年でした。

高校2年生のオーストラリア留学から一度帰国して日本の高校を卒業後、1995年春、再度オーストラリアへ単独留学。1995年夏、希望のオーストラリアの大学に合格し、夢が叶ったでした

当時は、ラップトップは日本ではまだまだ普及していませんでした。
オーストラリアでもとても
高額でしたが勉学を頑張りたい!という気持ちで自分用ラップトップを初めて手にして、その世界観にワクワクしていた年です。 

そんな1995年にKimさんがプロダクトマネジャーを勤めていたJavaが、どのように世界に送り出されて、その瞬間、世界がどのように大きく変化したのか、ご本人に当時のバックグラウンドストーリーをお話いただきました。 

Q1)JaVaを世界に送り出した
ストーリーを教えていただけますか?
Would you share java launch story?

世界が変わる瞬間「JAVA誕生の瞬間」のお話をワクワクしながら伺いました!

Kimさんのフルインタビューは数回に渡ってお送りいたします。
最後までお聴きいただくことで、今までの25年間、
そし
からの25年間という50年スパンをイメージしていただけると思います。 

A1)
彼女が今では誰もが知る経営者「エリック・シュミット」下で、サンマイクロシステムズという会社に勤めていました。その会社のエンジニア達は、「Steve Jobs」にリクルートされていたそうです。
そのエンジニア達に、未来のソフトウェアシステムを担ってほしいと彼は思っていました。 

まだ当時存在していなかった、プラットフォームに依存しないソフトウェア環境をデザインしたかったのです

そこで、サンマイクロシステムズCEOの「スコット・マクネリ」は、この社内でそのプロジェクトを遂行することはできないかとそのエンジニアたちと話したところ、スピンアウトカンパニー(サンマイクロシステムズ傘下の子会社のような会社)の中でこのプロジェクトを遂行したいということで、
社内でも一部しか知らないようなシークレットプロジェクトが立ち上がりKimさんも関わることになったそうです。  

それこそが、Javaプロジェクト!
Kimさんはそのプロダクトマネージャーに抜擢されました 

Kimさんの仕事は、その新しいソフトウェアシステムをどのように世界で広く自由に使ってもらえるか、どのように世の中送り出すかを考えて実行するということ 

ただ、これは1992年、1993年あたりのことで、商業用インターネット以前のことです。
どのようなプラットフォームでこれを展開したらいいか、わからない状態でした 

結構長い期間悩んでいたので親会社も、社会状況がまだ整っていないため、展開は難しいのではとしびれを切らしていました 

ただ、数名のメンバーがこのテクノロジーを心から強く信じていたので、プロジェクトの継続を説得することができました。 

そんな時に、当時イリノイ大学の生徒だった「マーク・アンドリーセン」のチームが開発した「モザイク」という画期的なウェブブラウザが世界で初めてリリースされたのです 

それまでは閉鎖的な環境で使われていたブラウザですが

「これをプラットフォームにすれば、私たちのJAVAで、
双方向性をブラウザにもたらすことができると、確信したのです💡」

初代ブラウザはテキストだけを表示するだけで、プログラムを展開することはできませんでした。

「ですから、私たちのJavaを使ってプログラムし直せば、その双方向性を実行できるようになるので
JAVAを無料で世界にリリースさせてほしい!という異例の提案を当時のCEOに提案しました。」

というKimさん。

そのように1995年春、Javaを世界にリリースして、一気に世界に広まり大ヒットしたのです!
これが、Javaのストーリーです。
 

 

頭から木が生えてるみたいになっちゃった(笑)

Q2)「JAVA」が世界に広まり、私たちの生活はどのように変化しましたか?
What changed in our lives after Java was released?

A2Javaで世界がどのように変わったか、それは ・・・

インターネットの真のパワーが、解き放たれたことです 」

インターネットがテキストだけではなくて、 

アプリケーションや、法人向けのコラボレーションなど、ありとあらゆる目的で双方向性を持って使えるようになったことでインターネットのパワーが解き放たれたと言えると思います。

Q3)このJAVAの大成功の要因は何でしたか?
What were the factors for this huge success?

Q3)成功の要因は、

✔︎ エンジニアチームの素晴らしいヴィジョン
✔︎ サンマイクロシステムズ社のCEO「スコット・マクネリ」と「ビル・ジョイ」の大胆なリーダーシップ
✔︎世の中の環境が整ってないタイミングだったにも関わらず最後まで諦めない粘り強さ
✔︎そして、このテクノロジーを世の中に出すんだというチームの決意

という様々な要因のコンビネーションが、成功に導いてくれたと思います。 

だから、「モザイク」という初代ブラウザがリリースされた瞬間まで持ちこたえることができて、そ
のブラウザと出会った時に、

「これだ!これを使って、世界にJavaを送り出すことができる!」

 という、閃きの瞬間が訪れてくれたのだと思います。 

 もう失敗するのかもしれない・・・と感じたこともありましたが
素晴らしいディベロッパーやチームの粘り強さがあったからこそ
最高のタイミングや幸運や、運命の出会いが起こったのだと思います。  

成功の要因として、“Serendipity”という言葉も使っていらしゃったので

「ロマンティックな表現ですね!
その”運命の出会い”は、Kimさんや、プロジェクトチーム努力が引き寄せたのですよね 」

 とお伝えすると 

やはり様々な要因のコンビネーションとのお答えでした。

オンラインサービスの初期のステージで「AOL」などのサービスが人気がではじめた、まだ数十万人のユーザーしかいなかった時代のことです。

「何かここにはある! 人々が、繋がりたいという願望がある!」

というそんな勢いがで出したタイミングだったので、そんな社会状況も要因だったと思います。 


という、ビジネスという枠だけに収めることができない、魅力的で鳥肌が立つような、ワクワクするストーリーをシェアしていただきました。 

次回以降のQ4~Q10では

  • 女性起業家として大切にしていること
  • ビジネス拡大の秘訣
  • 円滑なコミュニケーションの秘訣
  • 「エレガントさ」と「インパクトを起こすパワフルさ」とのバランスの秘訣
  • これからの時代に必要な教育
  • 社会問題を解決する方法など 

本当にたくさんの生き方のエッセンスをお話いただいています。

品格溢れ、スマートで、温かいKimさんからのメッセージを、また次回以降も楽しみにしていてくださいね! 

Q)皆さんは、今回のエピソードから、どんなことを感じましたか?

Love
Sayuri


<参考Podcastエピソード>

🎵Podcast Vol50
【シリコンバレーのAIスペシャリト】
MR TOM KEHLERさんをゲストに迎えて、未来を準備する10の質問と回答

🎧Podcast Vol51
【日本人に必須の力】 起業家マインドの育て方と、起業する本当の意味
🎧PODCAST VOL52【意外な未来?!】
これから必須の教育は?シンギュラリティーはいつくるの?

🎧Podcast Vol60【英語のブロックを外す】英語環境をつくるための10の秘訣 PART1
の後半は、Kimさんのインタビュー後にお届け予定です。