【NEWポジティブ心理学】幸せ力④「成績・学力と幸せ」の関係〜PODCAST VOL118:”Positive psychology” Good school grades make you happy?

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Gold Coastにて留学サポートする政府と打ち合わせ

Hi, today we will be thinking about the well-being and school grades! Sometimes we misunderstand wrong things as our happiness. What happens when it comes down to school grades! Good grades make you happy?

Sayuriです。全国の皆さん(大人も子供も)が、1年でどんどん英語力がアップしているので、方法や声かけ次第で、どんな状態からでも、どんな人でも、伸び代があるということを実感しています。

一番嬉しいのは、子供も大人もレッスン後に、「あ〜、楽しかった〜」と言ってくれたり、主体的に自分からどんどん質問を投げかけたりしてくれることです。

我が家も、様々な教育スタイルを体験してきました。
写真は、到着してすぐに打ち合わせで訪れた留学生向けセンターや、博士号の友人と息子たちがディスカッションしているところなどをご紹介しています。

振り返ってみると、まずは、家庭で教育の軸を確立するための教養や情報を得て、そこからはじめていくつかの違う教育スタイルに触れることができれば、ぶれずに教育の可能性を広げることができるかなと感じます。今年は我が家も、今までの体験がどういう形になるかな〜とワクワク・ドキドキしているところです。

日本と欧米の教育の評価システムは全く違いますが、世界共通の「幸せ」という視点で教育を考えていきたいと思います。

Well-beingシリーズで考える「本当の幸せ」では3回に渡って、「成績や学力」と「幸せ」について考えていきましょう!

前回は、女性の永遠のテーマ 「パーフェクトBODY・美と幸せ」の関係についてをご紹介しました。

成績や学力については、「子供の成績があがったら嬉しい。いい学校に入学することも嬉しい。」と私たちは信じています。

もちろん、一人ひとり違うところを目指しているはずなので、一概に決め付けることはできません。
一度、他の人との比較で幸せを決めていないかな、本当に子供のためになることは何かなと、幸せの基準を見直してみるのもいいかもしれません。

こちらはLevine Et Alの2012年の生徒の成績に関する調査結果です。
左側の赤い数字は上から、予測の数値です。

  • 期待よりいい成績だったときの、幸せ度を予測 8.27
  • 左の上から2番目の数字は、期待通りだったときの幸せ度予測 7.81
  • 一番下の左の数字は、期待より悪かったときの幸せ度予測 4.42
    です。

そして、実際の成績と幸せの関係の研究データが、右の数字です。研究結果によりますと、成績の結果によって、幸せ度はあまり左右されないということなのです。

とはいっても、志望校に合格した瞬間や、本当に目指していた成績を取れた瞬間は、やはり嬉しいと感じますよね!

研究論文が長いので、今回は成績がいいと嬉しい理由は一体どうしてなのかを調査したデータに絞ってご紹介します。

BurleighとMeeganが2013年に発表したリサーチデータによりますと、ある大学の先生が研究の手伝いを依頼され、生徒たちに、「成績は最後にあげることができる」というボーナスプロジェクトの提案をしました。

また、そのプロジェクトによって、「クラスの誰も成績が下がることはない」という提案だった中、クラスの41%の人は、その提案に反対をしました。

特に、クラスの中でも成績が平均より上の生徒たちの52%がその提案を反対したという研究結果が出ました。

これは、どういうことでしょう?!

つまり、「自分の成績が上がらない中で、他の生徒の成績が上がるようなプロジェクトに賛同ができなかった」という結論が出ています。他にも、データの背景には様々な条件の詳細が隠れていますが、主に考えていきたいこととしては・・・

「成績がいい・悪い」というのは
実際の自分自身の成績よりも
周囲の誰かと比較した時に
「誰かよりいいことに対して、
幸せのように感じる錯覚」ということのようです。

では、何を目指していけばいいのでしょうか?
学ぶことも、教養も、時代が地球規模で大きく変化していく時代に必要なものは?

勉強することで幸せになれるの?
一体、何に向かっていけばいいの?

塾や、受験が軸となっていた既存の日本の教育でこれから大切なことは?

お子様がいらっしゃる方や、塾や教育関係のお仕事をされている方々だけでなく、企業などでも成績や成果が重要な立場の方や、人材育成の立場の方などの考えるきっかけになれたら嬉しいです。

人との比較や競争によって感じられる
錯覚の「幸せ」を追っていてもいつまでたっても幸せになれないようです。

これから働き方も、生き方も、価値観も多様化する中
人と比べることさえも、難しくなる時代・・・

教養も、本物の英語力も、やりぬく力も、創造力も、対話力も必要です。
では、どのような勉強の仕方や、本物の自信や喜びを生んでくれるのでしょうか?

次回は、「成績・学力と本物のモチベーション」をご紹介します!

Q)あなたは、本物の教育とはどのようなものだと感じますか?

Love
Sayuri

〜心理学シリーズのPodcast番組エピソードリスト〜

幸せ力① 収入とお金
幸せ力② 2つの幸せなお金との付き合い方
幸せ力③ 「パーフェクトBODY・美と幸せ」の関係
幸せ力④「成績・学力と幸せ」の関係
幸せ力⑤「成績・学力とモチベーション」の関係
幸せ力⑥「成績・学力(能力)が伸びる考え方は?」
幸せ力⑧ データで証明された5つのヘルシーな習慣1「運動」
幸せ力⑨ データで証明されたヘルシーな習慣2「睡眠」
幸せ力⑩ データで証明された5つのヘルシーな習慣3「マインドリセット」
幸せ力(11) データで証明された5つのヘルシーな習慣4「優しさ」
幸せ力(12) 人とのつながり・共有 Social Connection
幸せ力(13) Gratitude 幸せが持続する感謝
幸せ力(14) Savoring 今を味わう行動リスト・NGリスト
幸せ力(15) 意識するものを変えて夢を叶える
幸せ力(16) 【英語教育ロードマップ】やりぬく力(グリット)と幸せの関係
幸せ力(17) ヴィジョン(目標)が必ず実現する「障害を予測」する2つの方法①
幸せ力(18) ヴィジョン(目標)が必ず実現する「障害を予測」する2つの方法②
幸せ力(19) 幸せに「数字のパワー」を活用して夢を実現する方法②
幸せ力(20) ヴィジョン(目標)が必ず実現する心理学メソッド③

Love,
Sayuri