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季節の変わり目、皆さん体調など崩していませんか?
これから職域ワクチンなど、日本でもどれくらいのスピードで進んでいくのか、今年は夏の計画も立てにくいのではないかと思います。
欧米の教育カリキュラムを受けている16歳長男は、すでに2ヶ月間のサマーホリデイが始まっています。
また1学年を無事に終了することができ、仲のいい韓国の友人が、帰国することになったりと、出会いと別れの季節が彼にとっては6月。
多国籍の先生たちとも、チームとして1年を振り返って、また8月末からの新しいグレード(学年)のスタートに向けて、ワクワクする計画を立てることができました。
サマーホリデイ、コロナ禍でも子供たちに充実した時間を過ごしてほしいですね!
Podcast番組66回目のエピソードでは
🎧Podcast Vol66【日本の可能性】女性起業家フロントランナー加藤史子さんのチャレンジ
というテーマで、女性起業家として注目されている
WAmazing株式会社代表取締役の加藤史子さんをゲストにお迎えして
これからの日本の可能性、ヴィジョンをスタートアップベンチャー企業として実現する秘訣、
旅のお話しなどを2回に分けて伺っていきたいと思います。
そして、来月には素敵なお知らせができたらと思っています。
この1年間、セッションでたくさんの方々から声をいただく中で、
起業など新しい働き方を実際にみたり聞いたりしたことがあるということが重要だと感じています。
私自身も、オーストラリアで自分でサービスを作ることが
キャリアのスタートだったことは恵まれていたなと感じています。
今回は、日本の国家戦略にも関わるほどの規模の加藤さんのエピソードを、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。
Q1)WAmazing株式会社の事業内容は?
🎤加藤さん Answer 1
- 訪日外国人旅行者(インバウンド)向けの観光プラットフォームサービスを展開するベンチャー起業です。
- インバウンド旅行者の皆様は、日本で一回15万円ほどのお金を使います。
- その消費の力が大きいので、各地に行き渡らせて、地方創生にも貢献したい。
- その消費の使い道である5つの領域「宿泊・飲食・交通費・アクティビティー(サービス)・お買い物」を、スマートフォンの中で予約・購入などマッチングをするために立ち上げました。
- このサービスをインバウンド旅行者に知ってもらうために考えたことは、日本は先進国の割には無料のWifiサービスが行き渡っていないことに注目し、空港で無料SIMカードを配ることで、インバウンド旅行者に知ってもらうということでした。
Sayuriの外国の友人たちも、日本ではWifiに困り、カフェを探し回ったりすることもあり、素晴らしい目のつけどころだと、感じました。
Q2)加藤様の壮大なヴィジョンは?
この事業スタート に至った経緯や、それまでのキャリア、思いは?
「もう1度、世界も視野に入れた本気のスケーラブルな事業で、日本の地域と観光産業に貢献する」
という加藤さんの思いを伺いました。
🎤 Answer 2
- 前職がリクルートで、18年間務めました。20代は100%仕事に邁進することができましたが、30代では、仕事と子育てのバランスを取ることを頑張っていました。40歳で起業していいのかなという迷いがありました。そんな思いが、「もう一度!」という言葉に含まれています。
- 「本気の」という言葉は、もう一度事業の最前線に立ちたいという気持ちが出てきたという背景があります。
- スケーラブルというのは、拡大可能なという意味です。起業に貴賎なしで、どのような事業でも、社会に価値を提供していると思います。
- 安倍政権は、2030年には、6000万人のインバウンド旅行者をお迎えし、日本国内の消費額を15兆円にするという目標を掲げていました。日本のGDPへの影響が大きいなと感じました。そこで、インバウンド旅行者たちが、外資系のサービスを使うだけでなく、10%の方だけでも、日本発のサービスを使っていただけたら600万人にサービスが届けられるスケーラブルなビジネスになるのではないか?と考えました。
私Sayuriも、加藤さんと同じ世代で、子供達の年齢も近いことから、キャリアや子育ての狭間にある思いなど、共感しました。
また、この事業内容を知った時に、国家戦略にも関わるプラットフォームになるのではないかということで日本人みんなで応援していかなくてはならない事業だと、私自身も感動しました。
このような記事にも目が止まりました。
記事「リクルートで観光で地方を活性化する事業を手がけるうちに、外資に押され気味な日本の観光事業や、地域の観光資源を正しいポジションに戻したい。」
という記事。
私Sayuriのアジアの友人たちも、日本に訪れる前に、私に連絡をくれます。
「こんなスキー場はどうかな?」
「この温泉はどうかな?」
などとリンクを送ってくれるのですが、そのほとんどは、海外資本の宿やスキー場、予約サイトだということが気になっていました。
Q3)なぜアジアからスタート?
🎤加藤さん Answer 3
- 全世界70億人に対してマーケティングすることはできないことや、アジアの旅行者がインバウンドの8割ということ、その中でリピーターで来ている方も多いということに目をつけました。
- そこで、日本何度目かのリピーターで、都内のお買い物を卒業して、温泉やスキーなど地方で日本の自然を楽しみたいという旅行者をターゲットにしたらどうかと考えました。
Q4)日本の魅力は?
🎤加藤さん Answer 4
- 海外に行くまで気付きませんでしたが、日本には、素晴らしい観光資源があります。
- 日本って、どこ見ても山がありますし、日本人にとっては当たり前の掘れば出てくる温泉も、火山列島で山があって、マグマがあって、水資源も豊富。
- 水が染み込んで、温められて60年くらいかけて温泉になる。
- アジアで天然雪が降るスキー場がこんなにある国もほとんどありません。山がないと雪は積もりませんし、海からの湿った風が、山に当たってどっさり雪を落とす。
- それが溶けて、あるものは地中に染み込み温泉に。あるものは、山のミネラルをもって田んぼに流れ、美味しいお米ができる。美味しい食、お酒がつくれるって、世界でも貴重!
- こんな田舎の資源は、外資が得意ではない。ここにチャンスを見出しています。
Sayuriも、とても共感しています。
特に、「水資源」は本当に貴重な資源だと感じています。
忍野八海に訪れた時に、9割の観光客が中国の方で、日本人があまり訪れない場所に「水を求めて」これだけの人が魅了されるんだと感じたことがありました。
オーストラリアでも、水は高級です。カフェやコンビニでも高価です。
加藤さんも、「確かに、砂漠が多いですものね!」と、日本の資源のお話しで盛り上がりました。
Q5)日本のポテンシャルは?
観光産業に力を入れることで、少子高齢化の日本の未来が明るくなりますか?
A5)明るくなると思います!
日本は最初は1次産業で、次はJapan As No1の時代。
2次産業で世界を席巻しました。
日本人の勤勉さで、高い品質の自動車や電化製品を製造し、世界から認められました。
経済も右肩上がりで、GDPランキングでも世界で2位の時代もありました。
ただ、製造業は、作ったものを輸出することになります。
購買力のある層が今は、発展途上国に移っています。
そうすると、例えばTOYOTA車をタイ人に販売するとなると、タイで工場をつくってタイで生産した方が、タイで雇用を生み出すことができるので、タイ政府にも感謝されます。
そのように産業空洞化が起こってしまいます。
ただ、観光産業は、空洞化することはありません。
新潟や名古屋や京都の観光を、タイですることはできません。
ものが移動する代わりに、人が移動して来てくれる産業です。
となると、必ず国内で雇用と消費が生まれるので、非常にポテンシャルが高く、日本にとって大切な産業だと思います。
ここからは、次回のエピソードで伺っていきます。
加藤さんが壮大なヴィジョンを実現するために、スタートアップ企業という方法を選択して、人材・資金などのリソースをどのように集めたのか、伝わるプレゼンの秘訣など、貴重なお話を後半で伺っていきます。
日本の未来を明るくする、素晴らしい日本発のサービスを一緒に応援していきたいですね!
今回の前半のエピソードから、何か気づきはありましたか?
Love
Sayuri xxx