【オーストラリア便りPart6】キャリア(働き方)の違いと成功の秘訣① ~ Podcast Vol95 What is the difference in career in Australia and Japan?

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映画監督Richardと。With the film director Richard!

Hi everyone! We are having an autumn season in Japan and have hosted some of my friends from overseas to enjoy autumn leaves in Kamakura. It was just about to turn red but it was already so beautiful!
Today I will be discussing about the difference in career between Australia and Japan on my Podcast show!

皆さん、こんにちは!11月も終わろうとしていますね。
今月は、長男が18歳の成人バースデーを迎えたり、次男の方は日本の中学に通う中、英検準1級も取得したりと、一つの大きなマイルストーンを我が家も迎えました。

またゆっくりと、18年間の子育てを通して感じた、「日本の学校と欧米の学校の違い」や「英語教育の醍醐味と難しさ」、そして「思春期の子育て」などなかなか公にしにくかったことも、これからまとめていけたらいいなと思っています。

さあ、私たちは季節が反対のオーストラリアの冬を(8月に)体験してきましたが、親子3人で初めて現地でコロナにかかり、コロナとインフルエンザの大流行を自ら体験してきました。
3人とも軽症だったのですが、熱もあって1週間は隔離していたので、現地の友人たちが食料を毎日デリバリーしてくれて、全く外出する必要がなく、ゆっくりすることができました。
友人たちには感謝の気持ちでいっぱいです!

それでも、帰国の手続きのために、現地の医療機関と日本の間に入って、現地事情を日本側に説明しなくてはならないような状況で、オーストラリアの対応と日本のコロナに対する対応の違いを改めて痛感しました。これは、英語なしでは手続の時間もかかりますし、旅の不安も大きいだろうと感じました。

At cafe in Melbourne

現地の学校はクラスの半分以上が休んでいたり、企業でも、咳や鼻水・微熱など、少しでも症状がある場合は、在宅勤務という指示が出ているところが多かったです。
出社している人の方が少ないという会社も多く、もともとワークライフバランスを大切にしていたオーストラリアでも、在宅勤務は更に広がっていると感じました。

今まで以上に、子供や家族のために会社を休んだりスケジュールを変えたり、出社しないチョイスというのが常識になったんだなと感じました。

実は、このインフルエンザとコロナの同時流行が、北半球にもこれから半年遅れてやってくると言われています。私も海外のゲストをアテンドする機会もありますので、気をつけたいと思います。

皆さんも、ぜひ予防・対策して、元気に冬を乗り切ってくださいね!


🎧Podcast Vol 95
【オーストラリア便りPart6】オーストラリアのキャリア(働き方)の違いと成功の秘訣①
〜What is the difference in career in Australia and Japan?

というテーマで、今回は配信していきます。


🍁Difference#1 就活 vs 24/7の機会
~ Collectively find jobs
or 24/7 opportunities?

日本では、「黒いスーツでみんなで就活」を体験した方も多いと思います。今、学生の皆さんは、これからそれをすべきかと悩んでいる学生も多いかもしれません。私自身は、21歳でオーストラリアの大学を卒業してから、途切れることなく仕事をしていますが、一度も面接を受けたことがありません。

オーストラリアでは、24/7(7日間24時間休みなくという意味)機会が開かれています。
大きな求人サイトで仕事を見つけたり、自分の専門分野の会社に訪れて仕事がないか尋ねたり・・・

何やらカフェで楽しそうに話をしているカップルだなと思っていたら、内容は面接のような会話が聞こえてきてとっても楽しそうだったり・・・と、雑談から、仕事のオファーをいただくこともあります。

私自身のファーストキャリアとして、「医療センターでゼロから通訳の仕組みを作って、事業拡大のお手伝いをする役割を特別に作っていただいた」というエピソードは、無料のグローバル育児®︎20話の秘話ブランディングストーリーニュースレターでもシェアしました。

1999と書かれていますね!女優の工藤夕貴さんも担当したことのあるヘアメイクさんに、ヘアスタイルを決めてもらっているときに撮影したポラロイド写真。撮影現場の思い出です。

映画出演の際は、その医療センターにモデル事務所の社長さんが診察にきていて、私が対応した時にいきなり声をかけられました。

「映画のオーディションに出てくれる日本人を今探しているから、事務所に登録してほしい。
まずはプロフィール写真を撮影するから。」

と言われ、医療センターの同僚にもやってみたら?なんてからかわれながら、撮影して、カメラテストして、なんとすぐに決まってしまいました。

詳しいここからのエピソードは、Podcast番組を確認してみてくださいね!

映画監督とは、毎年メルボルンを訪れる度にお会いしていて、今年は息子も一緒にカフェでとっても楽しい時間を過ごすことができました。

My sons enjoyed talking with Richard so much! 映画監督と長男は初めての対面!とても充実した対話時間となりました。

1つの仕事を大切にすることで生まれたチャンスだったなと、今振り返って感じています。
これから日本も、人との出会いから生まれるチャンスも増えていくことと思います。
面接メソッドをマスターするのではなく、自分がどんな人間なのかを知っておくことがとても大切です。

🍁Difference #2
教育とキャリアが密接に繋がっている
Education is closely tied to Career 

①各業種ごとのネットワーク
前回のエピソードでオーストラリアの名門大学をご紹介した理由は、ほとんどの大学が公の教育機関で政府と密接に繋がっているということをお伝えしたかったからです。

前回ご紹介した大学は”Group of 8 “でしたが、他にも業界ごとに様々なネットワークがあります。
例えば、サユリセンス の場合は、オーストラリア大使館・教育機関のネットワークの中で、一番最新の情報を受けとったり、未来の制作会議に参加させていただくことができたりと、将来の教育がどうなっていくかなども推測することができます。これもすべて、人の対話の中でリアルに流れてくる情報です。

このような団体がそれぞれの分野でしっかり運営されていると感じています。ネットには一般的な情報がありますので、全体像を掴むためにはいい情報源だと思います。

ただ、最新・最適・貴重な情報というのは、人同士のつながりの中だけで得られます。
ビジネスブランディングでお伝えしているPure Intention(純粋な意図)を持っていることが何よりも、大切です。

誰と出会うかが大切ですが、誰と出会うかさえ、自分のあり方次第で変わってくるので、自分を知って整えておくことはとても大切です。

パニーニ。 Panini

②返済義務なしの国民向け教育ローン
また、オーストラリアのシティズンは、教育ローンを組むことができる場合もあります。例えば、転職のために修士号(Master)や博士号(PhD)を取得する必要がある場合など、今の仕事をしながら、ローンを組んで勉強し直すことができます。

卒業後、その分野の仕事に就くことができれば、返済する必要がありません。
(教育ローンには種類、厳しい条件があります。)

教育から就職までの流れや、働きながら大学に通える機会が多く、Lifelong learnerとしてスキルアップし続けることができます。

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③15歳からバイト?(留学生は?)

日本では高校受験で忙しくしている15歳という年齢で、バイトを始める生徒も少なくありません。
2022年7月の時点で、国が定める最低賃金は1時間$21.38(日本円にしておよそ1900円)です。
土日祝日などの時間給は倍に跳ね上がる場合もあって、学生でも1時間4000円ほど稼ぐことができることも多いです。

ちなみに日本人が学生ビザでオーストラリアの大学に通いながらバイトをする場合は、週28時間まで働くことができます。

ただ、これもコロナによる労働不足回避のため、2023年6月までの期間限定で、学生ビザでオーストラリアに滞在する学生も働くことができるようになっています。

国の平均年収は、日本の400万円の倍の約800万円です。

 🍁Difference #3 平等でフラットな関係
fair relationships

小中高校生の時期から、ダイバーシティーコミュニケーション力・ディベート力・クリティカルシンキング力をトレーニングできる教育環境があるからこそ成り立つのが、上司にも意見が言いやすい職場環境づくりです。

私が大学卒業後、働き始めた医療センターでも全てを任せてくれ、大きな権限を与えてもらうことができました。経営者、決定権のある方々との出会いの中でも感じることは、有能なリーダーほど、根拠のしっかりした提案には、耳を傾けてくれるなと感じます。

また、男女差も、体感レベルでも日本よりも圧倒的に少なく感じます。
女性の管理職も多いですし、学校の送迎やPTAでも父親や母親が半々なので、お母さんだから社会から孤立するというイメージはありません。

学校の送迎を通して、違う業界の役員のお父さんとの雑談で貴重な情報をいただく場合もあります。日本のインターナショナルスクールのPTAも数年担当し、PTA役員も担当しましたが、役員メンバーの半分は多国籍のお父さんです。

男女や、年齢、肩書きや役割にとらわれない、横のつながりができやすいライフスタイルが実現できているのかなと思います。


以上、3点に絞ってご紹介しました。

次回も、日本人がグローバルマインドを持って仕事(キャリア)を展開する上で、大切にしたい成功ポイントをいくつかご紹介できたらいいなと思っています。

Q)あなたは、今回のエピソードからキャリアで参考にしたいことは見つかりましたか?

Love
Sayuri