1ヶ月の親子海外生活を経て無事に帰国しました。
1日に何十人の人たちと交流することもあったり、長い移動時間や、私自身様々な新しいチャレンジもあったたりと、旅の後半は体力との闘いでした。
最終日から帰国のフライト中、帰国後まだ続いている次男が体調を崩したこともあり、お米と睡眠がありがたくて仕方ない数日でした(苦笑)
(インフルや風邪が流行っていた中、よく最終日まで何もなく頑張ってくれたなと、感謝の気持ちでいっぱいです。)
今回の旅は、ただの旅ではありませんでした。
国籍も、年齢も、年収も、仕事内容も、ライフスタイルも、性別も、宗教も、考え方も、バックグラウンドの、おそらく数百名以上の様々な方々と、バリとオーストラリアでしっかり対面し、深く考え方をお伺いし、意見交換をし、帰国しました。
投資や、国づくりや、学校作りなど、インフラをつくる側の本音や、決して公にはならない情報など、次から次に自然と流れるようにはいってきた1ヶ月でした。
こちらのブログでは、ダイアリーを綴っていきたいと思います。
あまりにも貴重で、公にしにくい情報が多いのも事実です。対面でなくネット上で文字だけで読んでいただいたときに誤解をされてしまいやすい内容もあるため、やはり一番大切な情報は、生のやりとりで発信していけたらと思っています。それでも、バリ島の決して豊かではない暮らしと、欧米の観光客の金銭感覚のギャップに違和感を覚えたことも少しは綴りたいなと思います。
バリ4日目は、現地の学校を訪問しました。Green Schoolとは世界の恵まれたご家庭の子どもたちが通う学校、そして現地の公の学校は貧困家庭の子供達も通える無料の学校です。
バリは「一族」という構成で成り立っているため、現地の友人達がこの学校のあの子は僕の妹で、この子は弟で、いとこで、隣の子で、この校長先生は、僕の昔の担任で・・・などなど
「みんな親戚じゃない(笑)?!」
というほど、知り合いの多いこと!
それだけ、家族・親戚の絆を大切に大切にしています。
何があっても縁のきれることのない、強いつながりだなと改めて感じた1日となりました。
「子供たちにとって衝撃的な環境だと思うから覚悟してね」
と言われていましたが、
想像通り、どのような環境に飛び込んでも、物怖じすることもびっくりすることも、恥ずかしがることもない息子たち。
子供の可能性って本当にすごい!
私自身も、10代でマレーシアの学校に通った経験があります。様々な学校のスタイルを見てきたので、特に衝撃を受けることなく、純粋に学校の子供たちとの交流を心から楽しむことができました。
英語の話せない校長先生も、私の学校訪問の目的を説明するととてもよくしてくださり
Photo! Photo!
といって、あちらのクラスに入りパチリ!
こちらのクラスに入りパチリ!
と一緒に写真を撮れるよう促してくれました。
小学校は無料です。
大学まで卒業できる生徒たちは半分もいない様子でした。
これは現地の友人たちの感覚で口頭で教えてくれた情報なので、もう少し調べてみたいと思っています。
学校が7時くらいからスタートするので親たちは早朝から大変そう!
ただ、お昼過ぎには授業が終わっていたようです。
厳しい生活状況の中、新聞を売りながら小学校へ通っている子供たちもいますが、印象的だったことは、みんな瞳がとても純粋で生き生きしていたことです。
すれていない。
純粋。
日本が無くしてしまった何かがここにある。
絆。
信じること。
利害関係なしの深い深い繋がり。
純粋というのが第一印象でした。
英語は、日本の小学生よりもレベルは高いかなと感じました。
バリに生まれるということは、多様性や海外を必然的に受け入れて、上手に世界の一員としてやっていく人生を歩むのだという覚悟とも表現できるでしょうか?
そんな思いをすでに小学生の頃からもっているようにも感じます。
ただ、私と英語で会話までできる子は少ない中、インドネシアの旗をもっているルイの右側で写真に写っている子。
この子の英語力、コミュニケーション力は、とても洗練されていてずば抜けて高かった。
私の折り紙に、こんな言葉を書いてプレゼントしてくれました。
はは!日本の男性顔負けのナンパ法?!!!(笑)
というのは冗談ですが
小学6年生の彼の知りたい、交流したい、もっと話したいという向上心と洗練された姿勢には感銘を受けました。
聞いてみると、お父さんがシェフで英語を教えてくれたとのこと。
「お寿司をとっても食べてみたい。」
と話してくれました。
料理から世界が広がったようです。
親が子供の未来をつくるんだなと改めて感じました。とても際立っていて、洗練された男の子でした。
折り紙は、どこにいっても本当に人気です。
低学年の子は我慢できずに危なかったので、子供たちと色々考えて工夫しながらプレゼントしました。
折り紙以外に、日本のスナック(お菓子)をお土産にしました。
みんな明るいんです!
初対面の私を明るく受け入れてくれて、質問にきちんと答えてくれます。
この女の子。
恥ずかしそうに、鶴を折って長男にプレゼントしてくれました。
そして、校長先生はとてもWelcomingでした。
息子たちを一人で母が連れて1ヶ月旅をすることは、想像以上に体力と気力がいるものです。
健康管理、ストレス管理、リスク管理などなど、じっとひとつの場所にステイする旅と
移動する旅とはまた違います。ホリデーとも違います。
最高の景色を堪能したあと、そんな私を気遣ってくれたYさんが、ありがたいことに強力なベビーシッターを手配してくれたのです!
日本語の上手なバリ現地の子供と本気で遊べるこの彼 Mr T!
私は、そんな彼におまかせして、スパ付き3時間半のbody/facialマッサージを一人で受けに。
現地での疲れだけでなく、様々抱えている日本での課題なども含めてデトックスし、体も心もほぐれた時間ではありました。
でも、やはり気になるのは息子たちのこと。4時間もベビーシッターさんにお願いするなんて日本でも滅多にしないことです。
恐る恐るホテルへ戻ると、2人とも大満足した様子でした!
Mr Tファミリーと大の仲良しになり、彼の自宅まで押しかけ、ローカルの生活、食事、しっかりと満喫してきていました。
しかも、翌日の遊びのアポまでとりつけてきている二人に私は脱帽ですよ(汗)
(ただ、悲しい現実も見てきたようです。Tファミリーのご自宅は4.5畳ほどのドアも開けっぱなしのアパートだったと伝えてくれました。お手洗いも、お部屋の一角の見える場所にあり、トイレットペーパーなどはありません。キッチンは野外です。生活に困窮していても明るく、息子たちをおもてなししてくれたのです。)
さて、ふたりが計画した明日はどんな1日になるかな?
【世界の人と理解しあえるためのTIPS】
Q: 子どもたちが堂々と笑顔で、世界のどのような人とも、どのような環境でも交流できるようなキャラクターを育むために家庭で何ができますか?
Q:校長先生とどのような会話をすれば、より深いつながりを築くことができますか?
<参考ブログ>
【旅育DAY11~12】バリ便り〜息子10歳・8歳〜(バリ現地との繋がり、ローカルホームでクッキング)
【旅育DAY9~10】バリ便り〜息子10歳・8歳〜(フライト見込みがたたない!スイス人男性との出会い)
【旅育DAY7~8】バリ便り〜息子10歳・8歳〜 (フライトがキャンセル?!途上国・先進国・投資を学ぶ)
【旅育DAY5~6】バリ便り〜息子10歳・8歳〜 (子供達だけで現地でお出かけ)
【旅育DAY4】バリ便り〜息子10歳・8歳〜 (バリ現地の学校とベビーシッター)
【旅育DAY3】バリ便り〜息子10歳・8歳〜 (世界が注目するGreen School)
【旅育DAY1~2】バリ便り〜息子10歳・8歳〜 (物価、国のこれから10年間の繁栄を予測)
2014オーストラリア親子留学(息子9歳・7歳)&OZスクールツアー記事リスト