【旅育Day7〜8】バリ便り〜息子10歳&8歳〜

0
2109

IMG_8720-0.jpg

さて、予定では最終日だった日に、緊急事態が発生しました。
実は、火山の影響でデンパサール空港が何度か閉鎖されていたので、Baliに入れるかどうかを、日本から飛び立つ前に気にはしていました。

スムーズに入国はできのに、出国ができなくなってしまったのです。

これはバリが私を呼んでいる(笑)?そのような状況になってしまいました。
そうです、また空港が閉鎖されてしまったのです。

オーストラリアの空港でピックアップにきてくれる予定だったオーストラリアの友人に、まずは、出国できなくなったことを連絡すると、フライトのプロたちとどんどんつないでくれます(嬉涙)

 

「とにもかくも、パラダイスでの遅延なのだから楽しんで♪」

と励ましてくれます。とはいっても、小さな子どもたちを連れているため、心配は尽きません。

 

IMG_8703.JPG

航空会社には電話もメールも繋がらない状態でした。

もちろん、すべての情報収集ややりとりはバリ-ブリスベン間なので英語です。日本語の情報はほとんどありません。

 

自分で旅をするということは、このようなリスク対応もできることが大前提だなと改めて感じます。

 

英語で情報がつかめないと、不安になると思います。何が起こっているか、現状を把握することができないと、決断さえできません。

また、様々な誤報にふりまわされ、冷静に行動できず、時間やエネルギーやコストのロスがかなりでると思います。

 

IMG_8690-0.jpg

 

オーストラリアで手配していた宿泊や、バリで手配しなくてはならない宿泊、また、保険会社や航空会社からの最新情報はWebsiteにしかあがりません。頻繁に、英語で書かれた膨大な情報を、自分の必要な情報へ組み立て直しながら、読み解かなくてはなりません。

ホテルのコンシェルジュや、オーストラリアからの情報、そしてホテルで出会う旅行者たちからの情報や、空港からの情報など、様々な方たちに自ら連絡を取ったり、すれ違う際に雑談したりしながら、パズルだった情報が、一つの大きな絵となり、現状を把握できるのです。そこから、次なる状況を的確に予測し、決断しなくてはなりません。

情報源や人によってアドバイスや情報が違う中、子供達を連れて無駄な動きのないようにしたいという思いがあるので、情報分析に慎重になります。
IMG_8694-0.jpg

でも、遅延がわかった初日はまだまだ余裕がありました。明日には飛べるといいな〜くらいに考えていたのです。

数日後、オーストラリアで始まる息子たちの学校は、授業料も高額です。「余裕のあるフライトの日程にしておいてよかったな〜」「間に合うといいな〜」

なんて心配がありながらも、フライトの遅延によって、天国のようなホテルで夢のようなランチをすることができました。

IMG_8719-0.jpg

 

カリフォルニアからハネムーンできている方たちとの会話や、こちらのホテルのオーストラリア人マネージャーの男性との出会いなどからまたまた貴重な様々な情報がはいってきます。実は、リアルな雑談こそが、貴重な情報源となります。

英語で世界情勢のお話ができると、情報の質が劇的にアップすることを改めて体験した1日でした。

マネージャーの男性も、遅延ならば、プライベートでバリのとっておきスポットを案内してあげるよと声をかけてくれるのです。このような旅の出会いも、リスクがありますので、上手にコミュニケシーションをしながら、はじめは相手との距離感を掴んでいくことが自分を守ることにもつながります。

 

子供達とここでした会話は

「投資のこと」

「国が途上国から先進国へと発展する過程のこと」

「貧困も、世界中のセレブが集まる場所もすべて体験した中、二人の人生への希望」

などでした。そして、子供達の感想を言語化してもらいます。
IMG_8721.JPG

 

少し小学生には難しいかなと感じながらも説明した内容は、しっかりと長男は理解していた様子でした。

「そうか、もし今バリで土地を購入するとすれば、インドネシアが日本のように発展してから売ればいいんだ。

そしてその投資のお金は、この国の子供達の幸せに繋がるんだね。」

Wow!

正直、とても驚きました。

IMG_8715-0.jpg

夜は、現地を知り尽くす日本人の皆さんや現地の皆さんに、強くお勧めいただいたシーフードレストランへ。

うわ〜!これは感激!ミーゴレンは、ここが一番でした。エビも、ボイルもグリルもたまらない!

ジュースも100%ですべてフレッシュでとてもヘルシーで、生き返るようでした。バリの男性と4人で、大笑いしながらいただいたお食事となりました。
IMG_8716-0.jpg

 

さて、ホテルに戻ると、ガイド本には乗っていない某Pホテルのスイス出身のGMと出会います。

 

話をしていると、かなりマニアックなフライト情報と旅情報をお持ちなのです。

しかも、人のことをかなり深く理解できる方だなと感じ、さらに深く伺ってみると人生、ずっと世界中を旅してきたとのことでした。

IMG_8712-0.jpgそして今ではGMをしながら、イタリア語で綴る毎日更新している旅ブログが日々3万アクセスあるそうで、大変貴重な情報をおもちでした。

 

この方なら、フライトのご相談をできるかもしれない!と感じたのです。

 

私のフライトのことを手伝ってくださるとのことで、翌朝彼のオフィスで会う約束をしたところ、全力を尽くすよと、フロントスタッフたち皆に公言してくださっていたそうです。

 

翌朝、旅をするとはどういうことなのかこの方が教えてくれました。この方の瞳は、バリを離れたあともとても印象深く残りました。

深い、深い、深い洞察力を持っている方。人のことを瞬時に深く理解できる方。痛いところをつかれて、君の気持ちはわかっているよという表情をされると涙がでそうになった私。

この方の鋭い洞察力には驚かせられました心の中にすーーーっと入られてしまい、見透かされいるような、深く理解してもらえるという安心感を覚えるような、不思議な感覚でした。

 

様々なご経験をされてきたのだな。心が豊かなんだなと伝わってきます。

でも、そんな中で、寂しい瞳を時々するんです。その理由は、翌日、わかりました。

 

【親子で世界を楽しむためのTIPS】

Q: フライトがキャンセルになりました。

自分で情報を収集し、決断し、アクションをおこさなくてはなりません。

どのように情報を収集しますか?

また、10種類の異なる情報やアドバイスが集まった中で、どのように分析し、決断し、行動にうつしますか?

すべて英語でのやりとりとなります。

 

(例:航空会社からのアクションを待つ、ホテルのコンシェルジュに相談する、

ネットで情報をリサーチする、空港に行く、ホテルの宿泊客に聞く、

日本人を探して聞く、日本語でネットにアクセスする、

海外のプロにアクセスする etc…)

 

<参考ブログ>

 

【旅育DAY11~12】バリ便り〜息子10歳・8歳〜(バリ現地との繋がり、ローカルホームでクッキング)

【旅育DAY9~10】バリ便り〜息子10歳・8歳〜(フライト見込みがたたない!スイス人男性との出会い)

【旅育DAY7~8】バリ便り〜息子10歳・8歳〜 (フライトがキャンセル?!途上国・先進国・投資を学ぶ)

【旅育DAY5~6】バリ便り〜息子10歳・8歳〜

【旅育DAY4】バリ便り〜息子10歳・8歳〜

【旅育DAY3】バリ便り〜息子10歳・8歳〜

【旅育DAY1~2】バリ便り〜息子10歳・8歳〜

1ヶ月の親子留学スタート

2014オーストラリア親子留学(息子9歳・7歳)&OZスクールツアー記事リスト